浦田です。今回は「グランドスラム」という案件を検証します。
「グランドスラム(GRAND SLAM)」── 副業としての実態検証と批評
インターネット上で話題になっている副業案件「グランドスラム(GRAND SLAM)」。発起人として名前が挙げられているのが 河野真美 氏です。ブログやSNS、広告ページでは「ほったらかしで毎日3万円稼げる」「世界初の資産形成システム」など、魅力的な宣伝文句が並びます。しかし、このグランドスラムが本当に“副業として成り立つもの”なのか、それとも誇大広告・詐欺まがいの案件なのか。公開されている情報や検証記事を基に、慎重に検討しました。
グランドスラム(GRAND SLAM)の主張内容
「グランドスラム」という名前で宣伝されているこの案件の主な売り文句は次の通りです。
- スマホやPCに専用システムを導入するだけで「ほったらかし」で収益が出る
- 誰でも最低毎日3万円の収入が保証される
- FXや株式投資ではなく、資産形成システム自体が収益を生む
- 1日で9,100万円を稼いだ実績がある
など、極めて魅力的かつ高収益を強調する内容です。一般的な副業の世界では「そんなに簡単に安定した収益が出せる話はあり得ない」と言われますが、グランドスラムはその常識を覆すような説明を行っています。
発起人・河野真美とは誰か? 実在性の検証
この案件の広告には必ず「発起人」の名前として 河野真美(こうのまみ/まなみ) 氏が登場します。
広告や説明ページでは以下のような経歴が紹介されています。
- 東京大学在学・東京大学大学院卒業
- ベンチャー企業で新規事業開発経験がある
- アメリカ留学経験あり
- 2年かけて独自の資産形成システムを開発
- 数億円規模の成果を出した
一見すると華々しく聞こえますが、 これらの経歴を裏付ける客観的な情報は一切確認できません。実名で検索しても学術論文やメディア掲載、企業の公式発表などの根拠は見つからず、SNSやネット検索でヒットするのはグランドスラム関連の広告ページだけです。
さらに、広告に登場する写真や実績画像についても、外部の第三者が検証した証拠はなく、「別案件のランディングページ内で生成された素材である可能性が高い」と指摘する検証ブログもあります。
このように、発起人の実在性・信頼性に客観的な根拠がない点は、最初の大きなリスク要因と言えます。
グランドスラムの「稼げる仕組み」は何か?
問題の核心はここです。
広告では「ほったらかしで収益を生む仕組み」とされていますが、具体的なビジネスモデルや収益の原理が明示されていません。
複数の検証サイトの調査によると、実際にグランドスラムに登録すると、
- LINEで説明動画が送られてくる
- 専用アプリやデモ画面が閲覧できるようになる
という流れということです。しかしそのデモ画面は「実際に利益が出ているように見せるだけ」であり、お金が実際に動いている証拠はないとの報告があります。
また、広告説明の中には「実は競馬で稼ぐ」「競馬予想システムを使って利益を生む」といった趣旨の表現も確認されていますが、この点も詳細な説明や公開されたロジックはありません。競馬市場は日本でも公営ギャンブルとして運営されており、利益を保証する投資対象ではありません。
参加費・返金条件などのコスト構造
「無料で稼げる」と謳われているものの、実際には以下のようなコスト構造が確認されています。
初期参加費
- 「ダービーグランドスラム」という有料コミュニティ参加費:98,000円
これは、説明動画視聴後に案内される有料のサービスで、多くの副業案件で見られる“バックエンド商品”に当たります。
資金の流れ
- 初期費用を支払っても、実際に収益が出る仕組みは不明
- 返金保証がある場合でも、条件が厳しく実質的に返金されにくい可能性
特に「毎日3万円保証」といった収益保証の表現については、法的に誇大広告と受け取られる可能性が高いという指摘があります。これは実際の金融商品でも厳しく規制されている表現であり、根拠がない主張は消費者保護の観点から問題となります。
ネット上の評判 ― 「怪しい」「詐欺では?」との声
多くの検証サイトや副業レビューでは、以下のような評価が散見されます。
否定的評価のポイント
- 発起人・運営者の信頼性が確認できない
- 実際に稼げたという信頼できる口コミがほぼ存在しない
- 誇大広告の可能性が高い
- 競馬市場を説明するが、ギャンブル性の高い戦略は長期的な利益形成にならない
- 初期費用を支払っても元が取れない可能性
「詐欺まがい」「怪しい副業」といった評価・注意喚起が多数であり、実際に利用者から稼げたというエビデンス(証拠)は確認されていません。
総括 ― グランドスラムは副業の基盤として適切か?
ここまでの検証を総合すると、グランドスラムは客観的に「副業として適切な基盤」とは評価できません。特に以下の点が大きな問題です。
信頼性の欠如
発起人の経歴や実績に客観的根拠はなく、広告による限定的な情報だけで信頼することは困難です。
仕組みの不透明性
収益の仕組み(投資・システム運用の具体的根拠)が提示されず、実際に稼げる科学的・統計的根拠が不明確です。
高額な初期費用のリスク
98,000円という参加費用を払っても、元が取れる保証はありません。
ネット上の評判が悪い
実際に稼げたという実績・口コミが見当たらず、注意喚起や否定的な評判が多い状態です。
結論:副業の基盤としては「不適切」
「グランドスラム(GRAND SLAM)」のような仕組みは、多くの人にとって「副業」として安心して取り組めるものではありません。特に以下の人に対しては、強く関わることを おすすめできません。
- 初めて副業を行おうとしている人
- 本業の収入に不安があり安定した収益を得たい人
- 初期費用を失うことが生活に影響する人
副業で収益を上げることは可能ですが、それには信頼性のある方法・根拠のあるビジネスモデルを選ぶことが不可欠です。グランドスラムは現時点でその条件を満たしていないと評価されます。


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