浦田です。
今回は「つくし」氏の運営する、「ズボラメルカリ物販スクール」を検証します。
概要
まず、つくし氏の活動概要を整理します。
- YouTubeチャンネル「つくしのメルカリ学園(@tsukushi-mercari)」を運営しており、チャンネル案内欄で「たった2時間の仕入れで25万円の利益が狙える秘密」「最旬仕入れリストはこちら」などと宣伝しています。
- Instagramアカウント「@tsukushi3425」では「物販歴5年で年商1億円突破」「毎週水曜21:00〜インスタライブ配信中」「物販の仕入れ情報はLINEから無料でチェック」とのプロフィール文があります。
- 本件の“案件”(副業参加入口)として、YouTubeやInstagramから誘導される「LINEチャンネル」への登録入口(QRコード)があります。
- 外部ブログ・サイトでも「ズボラメルカリ物販(せどり)スクール」という名称でこの活動・講座・ノウハウ提供が紹介されており、複数の検証サイトが「誇大広告・慎重に」という論調で取り上げています。
このように、「動画・SNSでの情報発信 → LINEで登録誘導 →物販ノウハウ・スクール形式講座参加」という流れができているようです。
ポジティブな側面
この案件やつくし氏の発信には、次のような良い点も見受けられます。
- 副業・物販(特に中古品・アパレル・せどり)というジャンルは、仕入れ・販売・在庫管理などの実践を通じてスキルを積めば収益が出る可能性があります。実際、つくし氏自身も「物販歴5年」「年商1億円突破」と自ら実績を提示しています。
- 発信されているYouTube動画やInstagram投稿では、「初心者にもできる仕入れ」「在宅でスマホで」「時短で」「ズボラでも」というコンセプトを打ち出しており、物販未経験者・副業初心者にとって敷居が低く感じられる点はアクセス性があります。
- 無料で仕入れ情報を「LINEでチェック」「YouTubeで配信」という流れで、まずは低コストで情報取得できる可能性があるという点も、興味を引くポイントです。
懸念・注意すべき点
一方で、慎重に考えるべき点も複数あります。以下、主な懸念事項を整理します。
宣伝コピー・実績提示の信頼性
- 「たった2時間の仕入れで25万円の利益が狙える」「年商1億円突破」といった文言は、魅力的ですが実際に初心者が同条件で達成できるかには疑問が残ります。検証サイトでも、「詐欺ではないが誇大広告が目立つ」という指摘があります。
- また、物販において「仕入れ時間2時間」「スマホだけで完了」「資金ゼロで開始」といった“簡単さ・速さ”を強調する言葉は、物販の現実(リサーチ、在庫管理、発送、返品対応、資金繰り、価格変動リスクなど)を軽視している可能性があります。検証サイトでは「実際のところは作業量・難易度とのギャップに直面する」とも述べられています。
登録誘導・講座参加の透明性
- 案件参加入口が「LINEチャンネル」への登録という形式であり、公開情報よりも“登録後”に詳細が提示される可能性があります。これは情報アクセスのハードルが低いように見えて、実際には参加費・条件・リスクなどが登録後に明らかになることがあり得ます。
- 検証サイトでは「参加費用以上の利益が見込めず、安易な登録は危険だと判断しました」という記事もあります。
- 参加者がスクール形式の教材購入あるいは継続課金を求められる構造であれば、初心者にとって費用対効果を慎重に見極める必要があります。
物販自体のリスク・難易度
- 物販・せどり(特に中古アパレル・ブランド品)には以下のようなリスクがあります:
- 在庫リスク(仕入れた商品が売れない、価格が下落する)
- ブランド偽造・権利侵害リスク(中古ブランド品転売では特有のトラブルあり)
- 発送・返品・クレーム・メルカリ利用規約変更など運営側リスク
- 初心者が「簡単に稼げる」と考えて多量仕入れ・多角展開をした結果、資金が回らず困るというケースも多く報告されています。
- 検証サイトでも「宣伝どおり、1日1万円・月2回仕入れで毎月20万円は可能性が低い」「いくつもの危険があるのでおすすめできない」という判断が出ています。
総合的な評価
以上を踏まると、つくし氏の案件=「ズボラメルカリ物販(せどり)スクール・物販ノウハウ提供」は、完全な詐欺であると断言はできないものの、慎重に参加・検討すべきというのが私の評価です。以下のような理由でそう判断します。
- ノウハウ提供・物販実践という点では、初心者にとって学び得る点はある可能性がある。
- ただし「簡単・速い・低リスク」という宣伝文句が実態を過度に単純化しており、初心者が期待通りに稼げる/適応できるとは限らない。
- 案件参加には登録・講座購入・継続支援・サポートという構造がある可能性が高く、そのコストや契約条件・実践環境(仕入れ資金・在庫リスク・労力)を事前に確認する必要がある。
- また、情報発信者(つくし氏)が実績をアピールしていますが、実績の裏付け・参加者の実際の収益・リスク体験の開示が十分かどうかは外部からは判断しづらい。
- 物販ビジネスとしては成功の可能性がある反面、初心者が“簡単に稼げる”という思い込みで軽率に参入すると、期待外れ・資金損失・時間浪費というリスクも相応にあります。
参加を検討する際のチェックポイント
もしこの案件(LINE登録・スクール参加)を検討するなら、以下の点を必ず確認・考慮してください:
- 費用と契約条件:参加にあたっての初期費用、月額費用、解約条件、返金制度など。
- 実績の透明性:つくし氏自身の実績(仕入れ数・利益額・損失例含む)、参加者の実績、成功者だけではなく失敗者の声もあるかどうか。
- リスク/必要資金の説明:仕入れ資金、在庫保管・管理、発送コスト、返品リスク、価格下落リスクなどをどれだけ教えているか。
- 実践可能性・本人の労力:スマホだけで在宅、2時間で25万円…という宣伝に対して、実際にかかる時間・労力・スキルが明示されているか。
- サポート体制:初心者向けに質問・実践支援・コミュニティ・個別指導があるか。
- 退出・継続の自由度:参加後に「もっと稼ぐために追加費用」などの条件があるか、やめられない契約になっていないか。
- 物販の基礎知識習得:リサーチ力、価格動向、ブランド・市場知識、在庫と資金繰り管理、出品・発送・クレーム対応など、単なる仕入れ紹介ではなくビジネス全体を理解できるか。
物販・せどり副業で収益を上げるための一般的留意点
最後に、物販・せどりで副業を行う際、初心者が押さえておくべき留意点をまとめます。
- 在庫リスクを理解する:仕入れた商品が必ず売れるわけではない。売れ残り・価格下落・季節要因・トレンド変化を想定しておく。
- 仕入れ資金の確保・回転率:多量に仕入れても売れなければ資金が滞る。リスク分散・少額仕入れ→回転を意識する。
- 市場・ブランド・商品知識:特に中古・ブランド品では偽物・権利侵害・季節変動・相場変動が生じやすい。情報収集が鍵。
- 出品・発送・レビュー対応力:物販は仕入れだけではなく、出品写真・説明文・価格設定・在庫管理・発送対応・クレーム処理など多岐にわたる作業を伴う。
- 税務・法務面の理解:副業でも所得税・消費税・資金の流れに注意。転売では商標問題・リユース法などの法令リスクもある。
- 時間・労力・継続性:副業として“ゆるく”始めても、利益を出すためには継続的な仕入れ・改善・学習が必要。簡単・短時間という宣伝を鵜呑みにしない。
- リスク管理と撤退設計:うまくいかない期間があることを想定し、撤退可能な設計(資金ロスを最小化)を練る。
- 自己責任の意識:教材や講座を受けても、全てが自動化・保証された収益になるものではない。自身の努力と判断が収益化の鍵。
結びに
つくし氏の案件は、物販初心者にとって「情報が手に入りやすい入り口」であることは確かですが、「簡単・確実に稼げる」との宣伝文句だけを鵜吞みにして飛びつくのは危険です。実際の成果を上げるには、物販ビジネスの構造・リスク・労力を正しく理解し、自分の状況(資金・時間・能力)を冷静に評価した上で、慎重に参加可否を検討することを強くおすすめします。


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