浦田です。今回は「エターナルアンセム」という投資案件を検証します。
🔎 エターナルアンセムとは — 案件の概要
「Eternal Anthem」は、主に仮想通貨(あるいはFX/為替/バイナリーオプションなどの金融商品)を対象とした「資産形成アプリ」「自動売買システム」をうたう副業案件です。運営側は以下のような主張・特徴を案内しています。
- 「AI」「量子コンピュータ」など最新技術を活用した「完全自動」の資産運用システム。
- 知識・経験が不要で、初心者でも扱える。
- 「スマホに通知が届くだけで資産形成がスタート」「ほったらかしでOK」「毎日最低1万円の収入が得られる」「参加者全員に給付金10万円プレゼント」など、非常に魅力的かつ派手な宣伝文句。
- サービス参加のハードルは低く、まずはメールアドレスやLINE登録で“仮登録”し、後に専用コミュニティへの案内や有料誘導が行われる、という流れが報告されている。
しかし、その一方で、運営側が利益の発生源や収益構造を明示せず、どの市場(仮想通貨、FX、バイナリーなど)でどのように利益を出すのかが曖昧、という重大な問題が指摘されています。
つまり、「誰でも簡単に安全に儲かる」という謳い文句と、実際の仕組み・根拠の不透明さとの間に大きなギャップがあるというのが、Eternal Anthemの本質的な特徴です。
✅ 運営企業と運営体制について — 形式的な「表記」はあるが…
少なくとも広く公開されている情報によれば、Eternal Anthemは以下のような運営体制を“表向き”としています。
- 運営会社として「有限会社自由人」が登録されており、法人登記自体は確認されている。
- 販売責任者は「後藤善治」、所在地として東京都品川区の住所が記載されていた、という特定商取引法(特商法)の表記があった。
- また、最近では「株式会社RIYODA」による運営に切り替えられた、という情報も複数報告されている。
しかしながら、この「形式的な表記」があるからといって、以下のように重大な問題や疑念が多く指摘されています。
- 表記された住所がバーチャルオフィスあるいは実態が確認できない住所の可能性が高い。
- 電話番号が携帯番号、メールアドレスがフリーメールという構成で、「企業の固定回線・公式メール」ではない。これでは、何かトラブルがあっても連絡や追跡が難しい。
- 返金やクーリングオフに関する明確なポリシーが確認できない、あるいは利用者から「返金に応じない」「問い合わせても無視」という声が多くある。
- また、運営会社名の変更や商材の切り替えが頻繁で、過去に多数の類似案件が流通していた形跡(たとえば「THE SAVIOR」「VICTORY ROAD」「Messiah」など) — いずれも「簡単に稼げる」と煽る同様の案内で、かつ現在はサイトが閉鎖/消滅しているものが多い。
要するに、「法人登記されている」「特商法表記がある」という“形式的な要件”は満たしている可能性があるものの、それが 実態のある信頼できる事業者であることの保証にはならない — むしろ「脱法性」「逃げやすさ」を確保するために形式だけ整えた可能性を疑うべき、ということです。
⚠️ 実際の収益性とリスク — なぜ副業・収益源としてふさわしくないのか
多数のレビューや検証を総合すると、Eternal Anthemには以下のような深刻な問題/リスクがあると判断されます。
収益構造が不透明で、根拠・再現性がない
「AIによる自動売買」「量子コンピュータで最適なタイミングを検出」「放置で毎日1万円」といった宣伝がなされる一方で、どの市場で何を売買しているか、またそのロジックやバックテスト結果、実績データなど 公開された裏付けが皆無 です。
仮にFX/バイナリー/仮想通貨といった金融商品であったとしても、それらは利益を出すどころか損失を被る可能性が高く、「ほったらかしで儲かる」「初心者でも安心」というのは過剰な誇張と見るのが妥当です。
実績者・成功者の情報が確認できない、不確かな口コミばかり
ネット上で「実際に稼げた」「生活が変わった」といった肯定的な声は、ほとんどが案件側の広告・紹介記事に起因するもので、第三者による信用できる実績証明や独立したレビューはほとんど見られません。
一方、多くのネガティブな口コミや警告、被害報告、あるいは「サポート対応がない」「出金できない」「高額請求された」という声が散見される点は無視できません。
有料誘導/高額バックエンドへの誘導がほぼ確実 — 「無料で始められる」は演出の可能性が高い
複数の検証記事では、「最初は無料」「無料体験」「仮登録だけ」としてユーザーを獲得し、その後に「限定マニュアル」「専属サポート」「上位プラン」といった形で数十万円〜数十万円単位の支払いを促す高額商材への誘導が行われたという報告があります。
言い換えれば、「無料で簡単に稼げる」はエサであって、実際には“有料商材契約”を前提とした営業/販売手法であり、これ自体が副業/投資というよりも 情報商材販売に近い 構造です。
運営会社・運営者の信頼性に重大な疑問 — 逃げやすい構造、過去の類似案件の多さ
既述のとおり、住所や連絡先は実在性が不明瞭。さらに過去に同じ運営者または関連者によって多数の類似副業・投資案件が展開され、その多くは現在サイトが閉鎖、または別名で再登場、という典型的な「商材の入れ替え/棚替え」パターンが確認されています。
このような手法は、仮にトラブルが発生しても連絡先を変えたり法人名を変えることで逃げられるよう設計されており、「継続的に収益を上げるための安定的なビジネス基盤」と呼ぶには非常に危ういと言えます。
🧭 なぜ「収益を上げるための基盤」として適切ではないか — 総合評価
以上を踏まると、Eternal Anthem(および有限会社自由人/株式会社RIYODAが運営するこのような案件)は、以下の理由から「副業や本業として収益を上げるための基盤」として 適切ではない と判断せざるをえません。
- 収益の根拠が不明確で、再現性や安全性が保証されていない。金融商品や投資で利益を出すには透明で健全なロジックとリスク管理が不可欠だが、この案件にはそれが欠如。
- 「無料」「簡単」「放置で稼げる」といった誇大広告/過剰な期待を煽る表現が多く、それによって投資未経験者や経済的に余裕のない人をターゲットにしている可能性が高い。
- 実績や成功者のデータが確認できず、口コミもバイアスが強い/否定的なものの方が多い — 本当に利益を得ている人がいるのか、あるいはその利益が持続可能かは疑わしい。
- 運営体制の信頼性が低く、法人の住所や連絡手段が実態不明、かつ過去多数の類似商材の実績 → 廃業/別名義再登場のパターン。これでは「安定した副業基盤」と呼ぶには不十分。
- 有料誘導型の情報商材ビジネスの可能性が高く、「投資」ではなく「商材販売」に近い構造。この構造こそ、多くの副業詐欺で使われてきた典型的な手口。
したがって、Eternal Anthem を「副業や投資として真剣に取り組み、確実な収益を得るための基盤」として選ぶのは、非常に高リスクであり、少なくとも 慎重かつ懐疑的 な姿勢を取るべきだと思います。
📝 なぜこのような案件が成立/流通し続けるのか — 背景と手口
なぜにもかかわらず、Eternal Anthem のような案件が今も流通し、多数の人が興味を持ってしまうのか。それには、以下のような背景と“心理のスキの付け方”があるように見えます。
- 社会状況として、経済の不安定さ、年収格差、増税などの将来不安を強く感じる人が多く、「簡単に稼げる」「放置でOK」「誰でもできる副業」といった言葉に飛びつきやすい。これを(運営側にとっては)“エサ”として機能させやすい。
- 情報の受け手(見込み客)は、金融の専門知識や投資経験を持たないケースが多く、ロジックの妥当性やリスク、裏付けの有無を正しく評価することが難しい。運営側はその「無知・焦り・不安」を巧みに突く。
- インターネットやSNS、メディア、口コミサイトなどで「稼げた」「儲かる」という“見せかけの成功例”を演出し、錯覚を生み出す。広告と現実の乖離を隠す手口。
- 運営法人を簡単に変更できる体制(バーチャルオフィス、携帯番号・フリーメール、使い捨てのLP/サイト)を使うことで、問題が起きたらすぐに“別名義”“別案件”に切り替える — トラブルの追跡や法的責任追及を困難にする設計。
こうした背景と構造があるため、Eternal Anthem のような案件は、短期間で見切りをつけられず、複数回繰り返されやすいのです。
🧑💡 代替案と安全な副業の考え方
もし「副業で収入を増やしたい」「資産形成したい」と考えているのであれば、Eternal Anthem のような高リスク・不透明な案件を選ぶのではなく、以下のような比較的堅実でコントロールしやすい方法を検討する方が賢明です。
- 金融資産を扱うなら、法令に準拠した証券会社・仮想通貨取引所での取引、もしくは分散投資・インデックス投資など長期運用。
- スキルが必要でも、自分の労働力や知識・経験を使った副業(フリーランス業務、スキル販売、 Web制作、ライティング、プログラミングなど) — 成果の振れ幅は自分で管理できる。
- 「簡単」「放置で儲かる」といった誇大広告を鵜呑みにせず、収益構造、事業者情報、リスク、過去の実績、第三者のレビューなどを丹念に調べる「リテラシー」を持つ。
- 万が一被害にあった場合に備え、利用履歴や契約内容、支払い記録を残す/第三者の助言や相談窓口を活用する。
✅ 結論:副業や収益源として「Eternal Anthem」を選ぶのは非常に危険
総合的に判断すると、Eternal Anthem は「魅力的なキャッチコピー」と「不透明・リスクの高い構造」を併せ持った典型的な怪しい副業/投資案件です。表面的には「法人登記」「特商法表記」があるものの、それが実態・信頼性を保証するものではなく、むしろ “逃げやすい構造” が設計されている可能性が高い。
そのため、私の見立てでは 副業や資産形成の“基盤”として頼るのは非常に危険であり、安易に関与すべきではない — そう強く言えます。


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