プロクストレンドを検証

日記

浦田です。

今回はプロクストレンド(ProxTrend)という投資プラットフォームについて検証します。

概要と公開情報

まず、Proxtrend Ltd のサイト及び関連情報から把握できる概要を整理します。

  • 公式サイトによれば「At PROXTREND LTD, we are dedicated to empowering clients with cutting-edge investment services, designed to navigate the dynamic landscape of the financial markets. … your trusted partner on your CFD trading journey」(PROXTREND LTDは、金融市場のダイナミックな状況に対応するために設計された最先端の投資サービスをお客様に提供することに専念し、CFD取引における信頼できるパートナーであることをお約束します)などの表記があります。
  • 運営会社名として Proxtrend Ltd としており、所在地として「P.B. 1257 Bonovo Road, Fomboni, Comoros, KM」などが記されています。
  • 公式サイトとは別に、同名「Proxtrend/プロクストレンド」に関して、複数の検証サイト・ブログが「詐欺の疑いあり」と結論づけた調査記事を出しています。例えば、Cyber‑Guardが「ProxTrendは詐欺の可能性が非常に高い」としています。
  • また、国内においては 関東財務局(金融庁所管)が「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Proxtrend Ltd)として警告」を出しています。

このように、公に「投資プラットフォームとしての運営」を謳いながら、運営会社・所在地・登録状況・出所が極めて不透明という点がまず懸念材料として浮上します。


警告・ライセンス・信頼性についての検証

次に、信頼性・法的な登録・ライセンスの観点から検証します。

無登録警告

日本の金融商品取引法の下では、国内で金融商品取引業を営むには登録・許可が必要です。関東財務局の公表によると、Proxtrend Ltd は「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの」として、令和7年6月20日付で警告対象となっています。 これは「国内で正規登録を受けずに金融商品取引業にあたる行為をしていた可能性」があることを示す重要な指摘です。
さらに、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」のページでも、Proxtrend Ltd が該当業者として明記されています。

この点だけでも、国内で安心して「副業」や「収益を上げる投資活動」の対象とするには大きなリスクを孕んでいます。

ライセンス表記と疑義

公式サイト(あるいは関連サイト)では、「ムワリ(Mwali)島/コモロ連合の登録・規制を受けている」というような記載があるとの報告があります。
しかし、検証記事ではそのライセンス根拠・登録実態に疑義があるとされ、所在地住所も過去に警告を受けた別の業者と同一であるという指摘があります。

つまり、「登録・規制がある」という一見の表記があるものの、その実効性・信頼性・適用範囲(日本の居住者向けかどうか)には疑問符がつく、ということです。

口コミ・評判

口コミレビューサイト(Trustpilot)では、Proxtrend.com(系列と思われるサイト)に対して「3.1/5」程度の評価が出ており、レビュー件数も限定的です。
調査記事では「出金できない」「連絡が途絶える」「有名人を利用したフェイク広告に誘導される」という典型的な詐欺被害パターンが指摘されています。

こうした評判も、「安心して副業の基盤とできる投資プラットフォーム」としては信頼性に欠ける印象を与えます。


副業・収益活動の基盤としての適格性検証

ここから、本件を「副業・収益を上げるために取り組む活動(たとえば投資、取引プラットフォームへの参画、紹介制度など)」の観点で、適切かどうかを検証します。

収益の仕組みが明確か?

公式サイトでは「CFD(差金決済取引)」「投資サービス」などを謳っています。
しかし、紹介されたブログ記事では、このプラットフォームで実際にどのように稼げるのか、また稼げたという確たる実績が確認できない旨が記されています。例として:

「Proxtrend(プロクストレンド)は、稼げると謳って入金させ、最終的に入金した分を全て奪われる詐欺です。」

副業として収益活動を考える場合、収益モデルが「営業勧誘」「紹介料」「高レバレッジ取引による利益」などの構成になっていると、特に初心者にとっては「高リスク・高依存・リターン不透明」と言えます。

リスク・出金の実態

調査記事では、出金段階で取引所側と連絡が取れなくなった、出金が認められなかったという口コミが複数紹介されています。
また、契約条件・約款が英語のみ、国内居住者向けの説明が不十分という指摘もあります。これらは、いざという時の保護が薄い環境であることを示しています。

副業として確実な収益を得るためには、「資金が安全に引き出せる」「取引条件が明確」「透明性がある」ことが重要ですが、上記内容からそれらが十分担保されているとは言えません。

法令遵守・信頼性の観点

国内の金融規制を踏まえれば、登録がないまま金融商品取引業を行うことは「違法行為となる可能性」があります。関東財務局の警告はまさにそうした観点から出されています。
副業活動としてこのようなプラットフォームを用いるということは、利用者自身が「法令上グレー/ブラックな業務領域」に身を置く可能性を伴います。紹介・営業活動をする場合、勧誘者自身が規制の対象となることも想定されます。

初心者・副業としての適合性

投資初心者や副業を始めたい人が、手軽に収益化できるプラットフォームを探す場合、「信頼できる、実績ある、リスクが低い」ことが望まれます。
しかし、本件の場合、以下の点が気になります:

  • 運営主体の実態が不明確。
  • 登録・規制の整備が十分ではない。
  • 出金/収益化の実績が裏付けられていない。
  • 初心者が確実に理解できる説明・条件が整っていない。
  • 紹介・勧誘型の副業モデルとして、紹介者リスク・レバレッジリスクが高い。

よって、「副業として安定的に収益を得るための基盤」として用いるには適切ではないという結論が導かれます。


まとめ/結論

以上を踏まて、改めて「Proxtrend Ltd のサイト及びその案件を副業の収益活動の基盤とすべきか」という問いに対して、私なりの結論を整理します。

✅ 良い点

  • 投資取引(CFD等)を通じて収益を上げたいというニーズに対して「取引プラットフォーム」を提供しているという点では、理論的には収益機会が存在する可能性があります。
  • グローバル・オンライン型のプラットフォームという形態は、時間や場所を問わずアクセスできるという意味では、従来の仕事/副業枠を拡張する可能性があります。

❌ 大きな懸念点

  • 国内登録・監督がされていないという明確な警告が、関東財務局から出されています。
  • 運営会社情報・所在地・ライセンス説明に不透明・疑義があるという調査記事が存在します。
  • 出金トラブル・口コミによる警告が出ており、実際に「副業として収益化できた」という確かな実績が見られません。
  • 副業初心者が参加する場合、リスク(元本割れ、連絡断絶、資金凍結、個人情報流出など)が過大である恐れがあります。

🔍 結論

これらを総合すると、副業・収益化を目指す活動の“基盤”としてこのサイト・案件を採用することは非常にリスクが高く、適切な選択ではないと判断します。
もし副業として投資・取引プラットフォームを検討するのであれば、

  • 国内かつ適切に登録・監督を受けている業者を選ぶ、
  • 収益モデル・手数料・出金条件・実績が公開検証可能なものを選ぶ、
  • 過度なレバレッジ・短期間での高収益を謳うものには慎重になる、
    といった基準を設けるべきです。

本件 Proxtrend に関しては、「むしろ資金を失う可能性」「副業として紹介者・勧誘者として関与した時の責任リスク」「法的なトラブルに巻き込まれる危険」が潜んでいると言えます。

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