浦田です。
今回は、山本まさゆき氏が経営するReasense社のD2C物販コンサルを検証します。
案件の概要・会社の状況
まず、Reasense社とReasense社が行っているD2C物販コンサルの概要を整理します。
会社・案件概要
- Reasense社は、兵庫県たつの市揖保川町新在家 186-8 を本店所在地とする法人で、法人番号も確認されています。
- 山本氏は同社の代表として、OEM(製造委託)→自社EC(D2C=Direct to Consumer)という流れで「ひとり法人・副業者でも物販で稼ぐ」ためのコンサルティングサービスを運営しているとされています。
- 案件の主たる訴求内容としては、商品の企画・OEM→ECサイト立ち上げ→販売・集客という一連の流れをサポートするというもの。しかし、「年商1億→3億にしたい」「すでにモール販売しているが自社ECも攻めたい」といった中・上級者を対象にしたサポートは行なわないとしています。
- 一方で、物販系副業系のレビューサイトでは「OEM→D2C物販の難易度が高く、初心者が『ゼロから』利益を出すのは極めて難しい」という否定的な整理もされています。
検証時点での注意ポイント
- 講座・コンサルという形態は、通常「情報提供+伴走支援」が中心であり、物販そのものを保証するものではありません。
- 住所・連絡先に関するレビューでは「携帯番号・Gmail等が問い合わせ先として記載されている」「実態として事務所・倉庫・従業員を明示していない」といった指摘があります。
- 「本当にその実績(年商数億円)があるのか確認できない」という指摘もあり、宣伝内容と実態のギャップに注意が必要という見方も出ています。
D2C物販案件を「副業として」検討する際のメリット
この種のOEM→D2C物販案件には、確かに副業として検討できるメリットもあります。以下、特に押さえておきたいポイントです。
メリット
- 自分ブランドの立ち上げによる自由度
他人の商品を単に転売するのではなく、自社ブランドを企画→販売する流れを学べる可能性があります。これは「自分の商品・価値」を築くという意味で資産性があります。
→ 山本氏も「自社ブランドをShopifyで販売するのが得意です」という表記があります。 - 副業・兼業スタイルでも起点になりうる
講座内容には「会社員の方でも、役職は違えど副業的な立ち位置で始められる方がほとんどです」という説明があります。
→ 本業を持ちながら「収入の柱を1つ増やす」という意味では、可能性の1つとして捉えられます。 - EC(ネット販売)スキルの習得機会
OEM・自社EC・集客といった流れを体系的に学べれば、たとえ当該案件で大きな成功を収められなかったとしても、学びとして資産化できるスキルが残ります。
→ 物販・EC・マーケティング領域の知見を得ること自体は将来的に活用できる可能性があります。
D2C物販案件を「副業として」検討する際のデメリット・リスク
しかしながら、メリットだけではありません。副業として収益を上げる基盤として適切かどうかを判断するには、以下のような注意点・リスクをしっかり理解しておく必要があります。
デメリット・リスク
- 高難易度・ハードルが高い
OEM/自社ECという流れは魅力的ですが、以下の複雑な作業が含まれます。- 商品企画・差別化:競合を上回るコスト・品質・デザインを備える必要あり。
- 集客・販売:立ち上げたばかりのショップに顧客を呼び込むことは非常に難しい。特にSNS・広告運用・CVR最適化など経験・工数が必要。
- 在庫リスク・資金リスク:OEMでは大量発注が前提となる場合があり、売れ残ると在庫を抱えることになります。
→ 上記を鑑みると、初心者が「副業として短期間で安定的に月○十万円」といった収益を上げられるかというと、かなりハードルが高いと言えます。
- 情報商材・コンサル形式ゆえの留意点
- コンサル・講座形式の場合、「成功すれば稼げる」という訴求がされがちですが、実際には個人の取り組み状況・資金・期間・経験などに左右されます。
- 特商法表記・問い合わせ先に「携帯番号・Gmail」などが見えるケースでは、「法人としての実態/サポート体制」が明確でないという指摘も出ています。
- 実績の裏付け(売上証明・受講生の具体的成果)が十分提示されていないという指摘も。
→ 講座購入・コンサル契約の際には、「サポート内容」「返金・解約条件」「実績の裏付け」を慎重に確認する必要があります。
- 副業という時間・資金的制約下でのハードル
副業として時間に制約がある中で、OEM・EC立ち上げ・集客をこなすには、「一定量の時間・労力」が必要です。
→ 例えば、商品の企画・発注・納期調整・販売戦略・広告運用を夜間・休日に行うとなると、通常の “サラリーマン+副業” の枠を超えて負荷がかかる可能性があります。
→ また、資金を投入(OEM発注・広告予算など)して、回収までに時間がかかるケースが一般的なので、「リスクを許容できる資金的余裕」があるかどうかも鍵です。
副業として取り組む際の“心構え”
上述を踏まて、もしこの案件を「副業の柱として検討する」ならば、次のような心構え・準備をすることをおすすめします。
- 初期費用・リスクを予め想定する
例として、商品開発・OEM発注・EC立ち上げ・広告運用といった初期コストをざっと見積もること。
→ 「この費用を回収・利益化するためには、どれだけの売上/販売数が必要か」を仮算しておく。たとえば月利30万円を目指すなら、粗利から逆算して必要販売数・広告・在庫をチェックする。
→ レビュー記事では「売上を手元に残すために数百万円の売上が必要」との試算も出ています。 - 自分の時間・リソースを踏まえた設計を
副業ゆえにメインの仕事・家庭時間・睡眠時間などとの兼ね合いがあります。
→ OEM・D2Cは “立ち上げ” が最も時間・労力がかかるフェーズ。副業として始めるなら、まずは小さく「テスト販売」→軌道に乗せるまでを想定しておくことが賢明です。
→ また、集客・マーケティングの知識(SNS広告・SEO・ショップ運用)を少しずつ学んでおくことも重要です。 - リスクを分散・バックアッププランを持つ
D2C物販がうまく行かない/売れ残る可能性も想定しておきましょう。
→ 在庫リスクを抑えるために少ロット発注・発注先との条件交渉をする。
→ “もし売れなかった場合” の販路(モールへの併売・別商品の組み込み)などの代替策を用意。
→ “利益が出るまでの期間”をあらかじめ想定し、その間は「副業としてのキャッシュフロー支え」ができるように保険的な収入源を確保しておく。 - 講座・コンサル契約時のチェック項目を確認
契約・支払い前に以下の項目を押さえておくと安心です。- サポート内容は具体的か(商品企画/OEM交渉/広告運用/EC構築など)
- 受講後に何をもって「成功」と定義しているか(売上目安・期間)
- 成果が出なかった場合の返金・サポート継続の条件は明示されているか
- 実績/受講生の声が信頼できるか(具体的数字・時期・フォロー環境)
- 契約金額・追加費用が発生するか・定期課金なのかどうか
- “副業”という位置づけを明確にして臨む
“本業+副業”という立ち位置で始めるなら、無理な拡張は避け、
→ まず「月に数万円〜十数万円」を目指すフェーズを設定し、そこから段階的に拡大を考える。
→ また、物販としての「売れる商品作り」「集客導線構築」の学びを重視し、利益が出たら再投資・規模拡大を考えるというステップで進むのが現実的です。
まとめ:副業として適切か?
結論として、Reasense社が提示する「ゼロイチD2C/OEM×D2C物販」案件を 副業の収益柱として検討するにあたっては“可能性あり”ではあるが、安易に“稼げる”と捉えるべきではない というのが私の見解です。
- メリットとして「自分ブランド」「ECスキル習得」「副業スタイルへの適用可能性」があります。
- 一方で、デメリット・リスクとして「高難易度」「初期コスト/在庫リスク」「副業として時間・リソース確保の難しさ」「コンサル契約ゆえの留意点」が存在します。
- そのため、副業として取り組むならば、前述の通り「費用・リスクを見積もる」「現実的な目標設定を行う」「バックアッププランを持つ」「契約条件を慎重に確認する」「段階的にスケールを考える」という心構えが非常に重要です。
つまり、「この案件=誰でもすぐに稼げる副業の魔法のような仕組み」というわけではありません。ですが、物販・ECという分野で学びながら副業の収益柱を築きたいという方にとっては、一つの選択肢となり得るものです。大事なのは「期待値を現実的に持つ」こと、「自分で主体的に動く意志を持つ」ことです。


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