浦田です。
今回は鎌田英明という人が提供している、ネットビジネス案件を検証します。
案件内容の概要
この案件のWebページは「スマホ1台で、特別なスキル不要で副業収入を得る」「限定プレゼント」「無料説明会」「今だけの案内」などの文言が散見される典型的な“副業系ランディングページ(LP)”の構造です。
URL構造も、
https://onmt-mt.com/present/lp01/yt//?id=YTmi_001&cr=onm_0001_04&gad_source=2&gad_campaignid=22604647435&gclid=…
という形で、トラッキング用のパラメータ(utmあるいはCPC広告由来と想定される“gclid”含む)を含み、広告経由で誘導されている可能性が高いです。(上のURLは私が実際にアクセスしたURLの一部です)
ページ内には「今だけ限定」「先着〇名」「期間限定」「無料で手に入るノウハウ」など、希少性・限定性を強調する文言が見られ、いわゆる「焦らせて決断させる」構成になっていると思われます。
提供者として鎌田英明氏の名前が挙がっており、彼が案内役・講師役・ノウハウ提供者という位置づけになっているようです。
提供者・鎌田英明氏についての検証
鎌田英明氏という名前を検索すると、複数のレビューサイト・ブログで「ON密」あるいは「ONMITSU(オンミツ)」という名称の副業サービスに関連して言及されており、比較的批判的な文脈で紹介されているものがあります。
しかしながら、公的な登録・実績・法人格・過去の収益証明など、信頼できる一次情報を公開している形跡は確認できません(少なくとも公開検索からは得られませんでした)。このため、鎌田氏がどの程度実績があるか、どのような形で「稼げる方法」を提供してきたか、透明性は低いと言えるでしょう。
また、レビュー系ブログでは「高額教材・コンサルに誘導される」「無料説明会後にアップセルがある」といった指摘が散見され、ユーザーが“まず無料に近い案内”を受け、その後「もっと稼げる上位プラン」「限定特典」という形で料金が発生する構造を指摘しています。
以上から、鎌田氏の案件が信用できるかどうかは慎重に判断する必要があります。
心理的誘導構造の分析
この案件には、心理学的に典型的な誘導手法が組み込まれていると考えられます。以下、主なポイントを挙げます。
権威・実績の提示
「講師〇〇」「年商〇億円」「数千人が実践」などの文言があれば、人は“この人なら信じられる”と思いがちです。ランディングページでは提供者の肩書きや実績が簡潔に示されていることが多く、受け手は深く検証せず「信頼してもよいかも」と思ってしまいます。
社会的証明・口コミ
「多くの人が始めている」「先行者優位」「〇〇さん成功」などの記述により、「自分も乗り遅れたくない」という心理が働きます。このことで“みんながやっているから私も”という選択につながりやすくなります。
希少性・緊急性の強調
「先着〇名」「今だけ無料」「あと〇時間で締切」などが典型的です。これにより「決めなければ損をする/チャンスを逃す」という焦りが生まれ、冷静な検討を妨げます。
一貫性・返報性の活用
無料レポート、登録だけ、動画視聴など、まず“無料・少額”で関与を誘い、「この人に信頼を寄せた」「この流れで動いた」という心理的な前提を作ります。次に「もう少し上位の案内があります」という流れで有料商品へ誘導。受け手は「ここまで来たから」という一貫性の要求・戻れない心理で購入決断をしてしまいがちです。
感情への訴求
「今のままでは不安」「お金の悩みから解放されたい」「自由な生活を手に入れたい」など、切実な願望に語りかけるストーリー構成。また自身の変身ストーリー(提供者あるいはユーザーの体験談)を用いて、「自分もこうなれるかも」と感情移入を生みます。
副業として適切かの検証
では、このような案件を「副業の基盤にすべきかどうか」について、いくつかの観点から検証します。
再現性・実績証明の明確さ
真剣に副業を基盤化しようとするなら、再現可能な手法・実績・証明が重要です。該当案件では、無料案内の段階では「誰でも簡単に稼げる」という表現が中心で、具体的な数字・事例・条件などが明確に示されていない可能性が高いです。実績があったとしても、それが一般ユーザーにとって再現性があるか不明です。
初期投資・継続コストの有無
副業として始める際、初期投資(教材費・会費・広告費)がどの程度か、また継続コストが発生するかを吟味すべきです。高額な教材やコンサルを前提としていたり、広告運用が必要であったりする案件では「誰でも」「スマホ1つで」という謳い文句とのギャップが生じやすいです。本案件も、無料案内→有料プランというステップがあるようなので、実際には相応のコストが発生する可能性があります。
スキル・労力の現実
「特別なスキル不要」「放置で稼げる」という謳い文句が出ている場合、それが本当に実際にどういう作業を指すかを確認する必要があります。副業を安定化させるには、ある程度のスキル・継続的な労力・マーケティング理解などが必要なケースがほとんどです。もし“簡単に”という表現だけが先行していて、「何をどうするか」が曖昧であれば、期待とのギャップが大きくなります。
リスク・費用対効果の透明性
登録者・受講者がそもそもどれほど稼げているか、また稼げなかった場合どうなるかといった“リスク”に関する説明が明らかでない点は注意が必要です。ランディングページ上では「稼げる」可能性ばかり強調され、「稼げなかった人」の割合や理由、費用や時間の投入などが明記されていないことが多いです。本案件もこの点が明瞭とは言えません。
自立可能性・依存リスク
副業として選ぶなら、長期的に自分で継続・拡張できる仕組みであることが望ましいです。教材やサービス提供者に全面依存し、継続的なサポートや追加料金に縛られる形であれば、“稼ぐ仕組み”ではなく“買い続ける仕組み”になりかねません。レビューサイトで“アップセル”や“追加案内”の指摘があることは、この観点で懸念材料です。
総括 – 副業の“基盤”としては慎重に
以上を踏まると、この案件は「副業の基盤として安心して選べるもの」とは言い切れないというのが現時点での私の結論です。具体的には以下の点をユーザーとして重視すべきです。
- 提供者(鎌田英明氏)の実績・法的な裏付け・利益分配の実態が透明であるかどうか。
- 「稼げた」という事例があるならその条件(期間・投入資金・作業量)も明示されているか。
- 初期投資/継続コスト・労力・スキル習得の必要性が明確かどうか。
- 「簡単に稼げる」系の表現で安心させ、実際には高額教材/コンサル/アップセルを前提としていないか。
- 自分自身で継続・拡大していけるか、提供者に依存せずに“稼ぐ力”を養える構造になっているか。
もし「無料案内だけで完結」「少ない投資で自分で回せる仕組み」と明言できるのであれば検討余地はありますが、現状の情報では“甘い言葉”に乗せられてしまうリスクが高く、まずは慎重に“裏を取る”必要があります。
一般論として副業を成功させる鍵は、表面的な「簡単に稼げる」という言葉ではなく、自分のスキルを育て、実践と検証を地道に続けられるかどうかです。今回の案件もきちんと“自己責任・自己検証”の姿勢で臨むべきでしょう。


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